会社員として働いていますが、将来は保育士として働きたいという友人がいました。
働きながらの保育士の資格を取るには独学や通信教育などが一般的だと思われますが、仕事と両立しながらの取得は可能でしょうか。保育士資格について掘り下げていきたいと思います。

保育士の資格取得方法

専門学校、短大、大卒であれば、受験資格があるので保育士試験を受験し合格すれば取得できます。高卒の場合、2年以上かつ2,880時間の保育補助が必要になるので、働きながらになると夜間コースのある専門学校に通うことになるでしょう。
受験資格がある場合、対策が必要です。保育士資格には9科目を合格しなければなりません。目安としては150時間といわれており、継続して勉強するために時間を確保する必要があります。
独学であれば自分にあった教材を見つけることが重要です。教科書や問題集、eラーニングなどさまざまな教材がありますので、いろいろ試してみるのをおすすめします。
科目は1度合格すれば3年間免除です。試験も年に2回ありますので、科目ごとに複数回受験して合格を目指すといいでしょう。

保育士への転職

保育士資格を取得できれば保育士として働けるようになります。保育士の令和2年の有効求人倍率は2.29倍(厚生労働省調べ)と高く、比較的転職しやすいといえるでしょう。
ただし、転職しやすいからといってどこでもいいというわけではありません。保育園の労働環境や給与など条件も吟味して転職先を探すようにしてください。