長く即戦力で活躍してほしい

office-195960_1920転職の際、もっとも重要になる最初の接点は「履歴書」になります。
初めて社会人となる就職のときやアルバイト申し込みなどで書いたことがある、
という方は多いと思いますが、
「転職」の場合の履歴書は、いわばその人の「顔」にもなり得る重要なアイテムになります。

新卒・中途採用の面接官の経験から言うと、
ゼロからその人を知るための唯一の資料となるわけですから、
企画書を吟味するようにしっかり見定めるのが「履歴書」になります。

学歴や資格などは、就職段階と同じように必要な基本情報です。
学校名などを見ている会社もあるようですが、
今の時代、偏差値だけで評価するような企業も少ないでしょう。

ここで採用担当者が気になるのは、「転職回数」と「理由」の部分です。

回数が多いと「なぜ多いのか?」
「長く即戦力で活躍してもらえないのではないか?」という疑問がわきます。

会社都合でも「一身上の都合」でも、面接で突っ込まれることになるでしょう。
書類審査が先にあるような場合は、そこで振り落とされるかもしれませんね。

とはいえ嘘を書いても仕方がないので、ここは正直に書きましょう。

自己スキルを評価し意欲を表現

そしてこのときもっとも重要視されるのが、「スキル」「経験」です。
転職の場合、すでにポストが用意されていることが多いです。
採用担当者は、そのポストに見合うスキル、
経験、ノウハウを持っている人物かどうかを吟味する必要があります。

業界が違うなどで経験不足の場合も発生するかもしれませんが、
できるだけ業種、仕事内容に活かせるよう自己スキルを評価し意欲を表現することが大切です。

スキルにはハードとソフトの両面があります。
ハードスキルとは、PC操作能力やビ英会話力など職種に関係する専門的な資格などを指します。
そしてソフトスキルとは、コミュニケーション力や段取り力などを言います。

両方のスキルを持っているに越したことはないのですが、採用担当者はソフトスキルを特にチェックしています。
ハードスキルとは、たとえ異業種からの転職で経験不足だとしても勉強すれば何とか身に付くことができます。
一方ソフトスキルは、ずばり経験の積み重ねで身に付くものなので、一筋縄ではいきません。

即戦力として動ける人物か、スタッフとうまくやっていけるか、
仕事への意欲はあるか…などを見ていくうえでこのソフトスキルはとても重要なポイントになってくるわけです。

言い換えれば、ハードスキルが経験不足だったとしても、
こうした採用担当者の気持ちを刺激し、興味をそそる書き方をすることのほうが大切なのです。

このようなスキル、経験をしっかりアピールしようとすると、
通常の履歴書フォームだけでは物足りなくなります。

そこで職務履歴書が必要になってくるわけですが、
規格があるものではないので、適当なテンプレートやオリジナルで作成するのがいいでしょう。

自分の経験を通じてソフトスキルをしっかりアピールし、
モチベーションを理解してもらうためにも、
独自のフォームでアピールすることをおすすめします。